書籍詳細

サイバーセキュリティと個人情報保護

  • 畠中伸敏【著】
  • A5/192頁
  • 定価 3,740円(税込)
  • ISBN978-4-8171-9783-2
  • 予約可

【主要内容】

サイバー攻撃の脅威が身近なものとなった今、サイバー攻撃から個人情報・重要情報を守るために、企業・組織には情報セキュリティ(ISMS)と個人情報保護(PMS)の実践が求められています。本書はISMSとPMSの差異を明らかにし、統合を図る方法を解説します。

本書の前半では、ヨーロッパにおける個人情報の考え方を解説し、日本とEUの法律の建ての違いを述べます。

後半では、これらの重要な情報を護るため、CMMから派生したITILの観点で、ランサム攻撃を受けた医療機関の問題の処理の仕方を分析し、予防的処置としての脆弱性診断サービス、ペネトレーション、標的型メール訓練を解説し、事後的処置として,情報システムのバックアップの重要性を説きます。

また、サイバー攻撃、特にランサムウェアから組織を守るための訓練方法やサイバーセキュリティチェックリストを紹介しています。

【主要目次】

第1章 サイバーセキュリティとは

第2章 個人情報の仮名化と匿名性

第3章 GDPRの法的リスク

第4章 脆弱性診断サービスおよびペネトレーション

第5章 データ保護影響評価

第6章 ランサムウェアとその対策

第7章 不正メールの形態と標的型攻撃訓練メールの文章パターン

第8章 標的型攻撃の訓練

付録1 令和7年度版医療機関におけるサイバーセキュリティ対策チェックリスト

付録2 平成二十六年法律第百四号 サイバーセキュリティ基本法