書籍詳細

個人情報保護法への企業の対応
リスクマネジメントと事例から見た実務の要点

  • 島田 裕次著
  • A5/224頁
  • 定価 3,300円(税込)
  • ISBN978-4-8171-9749-8
  • 在庫あり

【主要内容】

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 AIやIoTの活用などⅮⅩ(デジタルトランスフォーメーション)の推進によって、データの重要性が高まっています。なかでも個人データは、企業が新商品・新サービスの開発や営業活動などを行う上での重要性が高まっています。

 個人情報保護法の改正によって、個人情報を保護しつつ個人情報を利活用しやすくなりました。個人情報を取り扱う実務者やそれを管理・監督する経営者・管理者は、個人情報保護法や各種ガイドラインを理解することが必須になっています。

 本書は、個人情報保護法のみならず、番号法(マイナンバー法)や欧州(EU)のGDPR(一般データ保護規則)にどのようにすれば適切に対応できるか、著者の実務経験から個人情報保護をリスクマネジメントの視点から解説したものです。

 

【主要目次】

第1章 デジタル社会と個人情報保護

デジタル社会の進展と個人情報/個人情報とは何か/個人情報に関するデータベースの概念/個人情報保護の考え方/個人情報保護に関わる歴史/個人情報保護法の制定と2015年改正/2015年個人情報保護法改正と番号法の制定/2020年改正個人情報保護法/2021年改正個人情報保護法

第2章 2020年・2021年改正個人情報保護法

改正の考え方/2020年および2021年改正個人情報保護法の構成/個人情報取扱事業者等の義務/仮名加工情報取扱事業者等の義務/匿名加工情報取扱事業者等の義務/個人情報取扱事業者等の監督/民間団体による個人情報保護の推進/個人情報保護に関するガイドライン

第3章 安全管理措置(個人情報保護対策)

安全管理措置の概要と意義/基本方針の策定と規律の整備/組織的安全管理措置/人的安全管理措置/物理的安全管理措置/技術的安全管理措置/中小規模企業の安全管理措置の考え方   

第4章 マイナンバーの概要

番号法の概要/事業者側での対応/マイナンバーカード/マイナンバーカードに関わるガイドライン/個人情報と特定個人情報(マイナンバー)の保護策の違い

第5章 GDPRの概要

GDPRとは/日本企業に及ぼす影響

第6章 個人情報に関わるインシデント

インシデントとは/インシデントからの学び方/機密性に関わるインシデント/可用性に関わるインシデント/インテグリティに関わるインシデント

第7章 個人情報保護とリスクマネジメント

個人情報保護マネジメント/プライバシーポリシーなどの策定/個人情報保護リスクの分析・評価/個人情報に関わるリスク(個人情報保護リスク)評価/個人情報保護リスクの対応策/情報セキュリティ対策の構築/個人情報保護リスクの管理体制/個人情報の取扱いに関する教育/個人情報保護マネジメントの監査(個人情報保護監査)/個人情報保護リスクマネジメントの継続

第8章 実務上の管理ポイント

外部委託先の管理/クラウドサービスの利用と管理/システム開発の管理/SNS利用の管理/IoTの管理/テレワークの管理

第9章 効率的な個人情報保護を目指して

情報セキュリティと個人情報保護/ITとガバナンスと個人情報保護/IT統制と個人情報保護/ERMと個人情報保護/システム監査と個人情報保護監査/3ラインモデル と個人情報保護/DXの推進と個人情報保護/新技術と個人情報保護/個人情報保護リスクの動向

付録1 個人情報保護チェックリスト

付録2 マイナンバー保護チェックリスト